■マーベルレジェンド・スパイダーマン
マーベルレジェンドのギフトパック「アーバンレジェンドBOX」版のスパイダーマン。
このギフトパックは、このスパイダーマンをはじめとして、パニッシャー、デアデビル、エレクトラのセット商品であり、
いわゆるクライムファイター系のキャラクターを集めたものとなっています。ちなみに、どれも通常のレジェンドのマイナーチェンジかリデコ。
本名ピーター・パーカー。愛称はスパイディ、ウェブスピナー(クモ糸の騎士)など。奥さんのメリー・ジェーン・パーカーには「タイガー」という男らしい愛
称で呼ばれることもある(その理由は、ピーターが全然「タイガーらしくない」から)。キャッチフレーズは「あなたの親愛なる隣人」 。
幼くして両親をなくしたピーター・パーカー少年は、優しい叔父ベンと叔母のメイに引き取られ、おとなしく目立たないが頭のいい優しい少年に育っていた。高
校生になったピーターは、ある日科学展での公開実験に行き、そこで放射能を浴びて変化したクモに噛まれてしまった。そして、これこそが彼の人生を大いに変
容させる原因となったのである。
何がどう作用したのか、放射能クモに噛まれたことによってしの能力を得て、超人となってしまったピーター。彼は自分が常人を超えた力を得たことに慢心し、
その力を金儲けに利用しようとする。早速、よりクモらしい能力をということでか、簡単な工作でクモ糸発射装置ウェブシューターを製作し(超人能力関係無し
でこんなもの作れるだけでもピーターは充分凄いと思う)、この凄まじいセンスのコスチュームをデザイン。こうしてスパイダーマンが誕生したのであった。
芸能界デビューを果たしたスパイダーマンは当然のように人々の話題をさらい、一躍人気者に躍り出る。そんなある日、彼はテレビ局で泥棒を見かけるが、自分
には関係のないことだとその泥棒を見逃してしまう。悠々と帰宅したピーターは、叔父さん叔母さんから欲しかった顕微鏡をプレゼンしてもらって大喜び。自分
と優しいおじさんおばさんさえ幸せならば、他の連中のことなど関係ないと考えるのであった(なんせ、友達とかいないので)。だが、その数日後、いつものよ
うにテレビ出演を終えたピーターが帰宅すると、なんと自宅に強盗が押し入り、最愛のベンおじさんが殺害されてしまったというのである。怒り狂ったピーター
はコスチュームに着替えると、逃げる強盗を追い詰め、見事捕縛することに成功する。捕まえた強盗の顔を見て驚くピーター。なんと、最愛の叔父さんを殺害し
た強盗は、彼がテレビ局で見逃したあの泥棒だったのである。自分の慢心と行いを深く後悔し、反省したピーターは、「大いなる力には大いなる責任が課せられ
る」ということを強く思い知らされる。この夜、スパイダーマンはヒーローとして生まれ変わったのである。
自分の力を用いてヒーロー業に精を出すようになったピーターだが、カメレオン、ヴァルチャー、ドクターオクトパス、サンドマン、リザードなどのさまざまな
強敵と出会い、何度も苦戦を強いられることになる。そして、ある意味彼の最大のライバルともいえる、ことあるごとにスパイダーマンを社会の敵として記事上
で非難するディリービューグル新聞社の編集長、J・ジョナ・ジェイムスンとの因縁も始まったのであった。
その後もエレクトロやらミステリオやらクレイヴンやらといったどんどん現れる強敵たちと戦いながらも、進学した彼はグエンドリン・ステーシーというブロ
ンドヘアーの彼女をゲットし、金持ちのルームメイト、ハリー・オズボーンや、高校時代はピーターを散々馬鹿にしていじめていたフラッシュ・トンプソン(ハ
イスクールものによくいる、典型的なクラスの人気者キャラである)とも仲良くなり、スパイダーマンになる以前は考えられなかったような楽しいキャンパスラ
イフを送ったのであった。だが、幸福ばかりが人生ではない。ライバルたちのなかでも強大な力を持った宿敵グリーンゴブリンの正体が、ハリーの父で大会社の
社長であるオジー・オズボーンだと知ってしまったのである。これ以降、ピーターは親友の父と戦わなければいけない、というジレンマに悩まされることにな
る。
さらに、グエンの父で、マスコミの大攻撃の中でもスパイダーマンの行いを肯定的に捉えてくれていた(もちろん、ピーターがスパイダーマンである、というこ
となど知る由もないのに、である)ステーシー警部が、スパイダーマンとドクターオクトパスとの戦いに巻き込まれて死亡してしまう。これは完全な事故であっ
たが、ピーターはグエンの父を死なせてしまった、という罪の意識に苛まれる。
さらに、自分の活動が正しいかどうかを疑問視したピーターは、自分の超能力を消し去ってしまおうと研究を開始するが、失敗。薬の副作用で腕が6本のアシュ
ラマン状態になってしまったりと不運続き(結局、この事件はたまたま出会った吸血鬼モービウスを倒し、彼の体内で生成された酵素から製作された薬品によっ
て事なきを得る)。
そして、ピーターにとって最悪の事件が勃発する。宿敵グリーンゴブリンとの対決のさなか、人質にされてしまった最愛のグエンが殺害されてしまったのであ
る。怒り狂ったピーターはグリーンゴブリンを追い詰めるが、彼はピーターの手にかかることなく、事故死してしまう。さらに、この戦いを目撃していたハリー
は、スパイダーマンとグリーンゴブリン、両者の正体を知り、そしてピーターーのせいで父が死に至らしめられてしまったことに怒りを覚え、その後スパイダー
マンに復讐を誓い、父の跡を継いで2代目グリーンゴブリンとなってしまうのだからまさに不幸のデフレスパイラルである。
さらにさらに、グエンの恩師で、彼女に密かに思いを寄せていた教授が変貌したジャッカルがスパイダーマンとグエンのクローンを作り出して襲い掛かるがこれ
を撃退(これが、後にトンデモない話になる)。これと前後して、ピーターは不幸を乗り越えて、以前から友人であった赤毛の女性、メリー・ジェーンとの仲を
深めていくことになるのだが、グエンの悲劇はピーターの中でいまだ糸を引いており、二人の恋愛関係はいったん破綻する。代わり、といってはなんだが、スパ
イダーマンは怪盗ブラックキャットとコンビを組むようになり、彼女との恋愛関係を強めることになるのだが、この関係もまた破綻することになる。しかし、そ
んな中でもピーターのヒーロー業は続き、ジャック・オゥ・ランタンやらホブゴブリンやらといった新たな敵とも戦いつつ、ディリービューグル社に入社してカ
メラマンとして活躍するようになった彼は、上司となったジェイムスンに公私共にどやされることとなったのである。
宇宙規模の壮大な戦い「シークレットウォーズ」に参加し、コスチュームを別の惑星で得たエイリアンコスチュームに変えてみたり、やっぱりそれが危険なので
封印したりとしているうちに、ピーターはメリー・ジェーンと再会。既にブラックキャットとも破局を迎えていたピーターは、彼女の交際を再開。そしてプロ
ポーズの末にめでたく結婚式を挙げるのであった。
家庭を作ったピーターの仕事はさらに、色々な意味で忙しくなり、マーベルでも有数の人気キャラであるスパイダーマンを最強キャラにしようとしたのか、超強
力なコズミックパワーを得てパワーアップしたり、それはやっぱりはなしになったり、脱ぎ捨てていたエイリアンコスチュームがスパイダーマンを恨む元新聞記
者と合体して、強力な敵、ベノムとなったり、さらにそのベノムの細胞の一部が兇悪な殺人鬼と合体してカーネイジとなったり、そのカーネイジが兇悪軍団を結
成して暴れまわるのをベノムと協力して食い止めたり、ドクターオクトパスが、悪人集団シニスターシックスを結成したり、メイ叔母さんに惚れたり、死んだり
(でも、グリーンゴブリンとかもそうだが、人気のある敵キャラはどうせすぐ生き返る)と大変な日々。
さらにさらにさらに、ここに来てもう誰も覚えていないよ、という感じのジャッカルに作られたクローンが再び話題に上がり、衝撃の事実が明かされる。なん
と、本物のスパイダーマンはクローンとの戦いで敗れて、死んだと思われていた方であり、あの戦い以降、ピーター・パーカー、そしてスパイダーマンとして活
躍していたのはジャッカルに製作されたクローンの方だったのである!という話だったのだが、あまりにも人気が出なかったために、このイベントは、「復活し
た本物のスパイダーマンとして活躍していた元クローンの方は、やっぱりただのクローンで、本物のスパイダーマン=ピーターは、クローンをやっつけた方でし
た」ということになり、さらにこのイベントの間、本物のスパイダーマンとして活躍していたベン・ライリー(叔父さんの旧姓から取った偽名)が死亡する、と
いうかなり最悪な形で終了。元の木阿弥に。
その後も、メイおばさんが死んだり、やっぱり生きてたり(いいかげんにしろ)、メリー・ジェーンが第一子を流産してしまったり(ただし、パラレルワールド
でこの娘はスーパーヒロイン・スパイダーガールとなる)、色々あってホームレス状態になってしまったり、「アルティメット」として第1話からやり直す新シ
リーズが始まり、好評を集めたりしていたが、最新クロスオーバー「CIVIL WAR」において怒涛の急展開。ヒーローを国家が免許制にして、それに逆ら
うものは排除しよう、ということになってしまったのだが、ピーターはこの免許制度を受け入れたヒーローの代表格であるアイアンマン=トニー・スタークの説
得に応じて、その正体を全世界に晒すこととなったのである。1962年の連載開始以来、ほぼ唯一守られてきた最後の鉄則「スパイダーマンはその正体をごく
身近な人物以外には決して明かさない」がとうとう崩されてしまったのである。もっとも、今現在、ファンの間で主に交わされる議論は「いかにしてこの事件を
なかったことにするんだろうか?」というものであるあたり、マーベル編集部もなかなか業深い。
いや、長いですね(笑)。一応、スパイダーマン史上の主な事件を並べてみようと思っただけなのに、こんなに長くなるとは。
やっぱり人気者は違いますね。
さて、気を取り直してフィギュアの解説を。
スパイディはレギュラーのマーベルレジェンドシリーズには収められていなかったのだけれども(パート10で入ったけど、これはその前の商品)、
人気キャラだけにか、ボックスの目玉アイテムとして投入されたようです。
スパイダーマンのフィギュア自体は、そもそもマーベルレジェンドと並列して「スパイダーマンクラシック」という、毎回ラインナップの4種中3種がスパイ
ダーマンというシリーズが展開されており、やたらめったらな量が出ているのですが、このスパイディはそれらとはまったく違うフィギュアで…マーベルレジェ
ンド第5弾のミスター・ファンタスティックの頭部と前腕部分を差し替えて、全面リペイントを施したものだったりします。要するに流用です(それゆえに。全
身のラインがモールドされていないのが残念)。
しかし、この素体の出来がなかなか良く、可動という面でみても、マーベルレジェンドでも最高クラスだったので、この時点でのスパイダーマンのアクション
フィギュアとしてはかなり優秀。
ちなみに、このフィギュアは後にスパイダーマンクラシックスのシリーズ11にラインナップされたTRIPLE THREAT
SPIDER-MANとして再利用されることになります。
可動部分の多さと、それが造形によって殺されていないので、非常に柔軟なポージングが可能です。
それだけに、スパイダーマンらしいさまざまなポーズがかなり忠実に再現可能
今回は台座として、なんとなくそばにあったリボルキンゲのものを使用。
あんまり関節が固くないので、このようなポーズは時間がたつと持ちません。
向かい合うような感じで
ぶらさがったり
とんだり
はねたり
このポーズはどういう意図があって撮影したんだっけ、私は
腕組みも楽に可能
アメコミヒーローには珍しいフルマスクなのに、ポーズをとらせるとその表情が変わって見える様な感があるのが、スパイダーマンのデザインの完成度の高い所
だと思います。
塗料が癒着したり、剥がれたりが結構激しいので、我が家のも右脇部分が剥げたりしてます。
以上。
その後のクラシックスで、より完成形ともいえるスパイダーマンが発売されたので、もうこれも過去のアイテムと言えるのかもしれませんけど、
モールドがないのと、太もも上のボール関節部分に赤い成形色を使うのは変だろう、ということ以外特に文句もないので、
TRIPLE THREAT SPIDER-MANが安売りされていたら手にとってみるのもいいと思います。
なによりも、改造用素体としてはこれ以上無いぐらい優秀ですし。
戻る